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タイムリープ系おすすめの泣ける作品。ランキング7選

 

Stefan KellerによるPixabayからの画像

皆さん、こんにちは。

あの時、ああしていれば良かったとか、あの日をやり直せるんだったらやり直したいということが僕はよくあるんですが、人生はやり直しがきかないので後の祭りです。ですが、もし時間を遡ってやり直せるチャンスが貰えたら、皆さんはやり直したい過去ありますか・・・?

今回、紹介するのはそんな人類の夢ともいえるタイムリープのおすすめ作品を紹介します。

何度繰り返しても変わらない未来という運命の壁に立ち向かう姿には心が動かされてなかなか泣ける作品が多いんじゃないかなと思います。

【1位】東京リベンジャーズ

堂々の第一位は「週刊少年マガジン」の 2017年13号から連載中の和久井健による漫画。

あらすじ

主人公の武道は彼女無しの童貞で26歳のフリータという底辺の生活をしており、ある日、学生時代の彼女が東卍という暴走族の抗争に巻き込まれて亡くなることをテレビニュースで知る。その翌日、バイト帰りに電車のホームに突き落とされて死を覚悟した瞬間、何故か12年前にタイムリープする。

12年前の主人公は学校の不良グループの中でもトップ2に属しており日向という彼女もいて彼にとっては全盛期のような時代だった。

しかし丁度、東卍のグループに半殺しにされてトラウマの原因となる日にタイムリープし徐々に昔のことを思い出してきながらも半殺しにされる同じ過去を繰り替えしてしまう。このまま同じ過去をくりかえしたら12年後の逃げ続けるダメな自分になり彼女は助からないと思った武道は運命を変える覚悟を決める…。

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現代では色々なことから逃げ続ける武道が過去を繰り返すことで諦めない精神を身につけて成長していくところは見どころです。不良だけど喧嘩は弱い武道だが相手がどんなに強くても立ち向かえる強さがあってすごくかっこいいと思いました。弱くても立ち向かえる存在はヒーローのようです。

暴走族とか不良とか言うと悪いものと決めつけがちだけど、この漫画に出てくる不良は信念があって自分の仲間の為なら命はるくらいの気合いがあって本当にかっこいいです。バジ君が男気溢れすぎてすごくいい奴で泣けます・・・。

【2位】STEINS;GATE

「シュタインズ・ゲート」はアドベンチャーゲームとして作られた原作だが現在はアニメ、映画、続編等、メディアミックス化は多岐にわたるヒット作品。

あらすじ

主人公の岡部倫太郎はガジェット研究部というお遊びのようなサークルで幼馴染のまゆしぃと友達のダルと呼ばれる仲間、3人で活動していた。

ある日、講演会場に行った際に、牧瀬紅莉栖という少女が殺されている現場に遭遇。

そのことをダルへメールで連絡をした瞬間、めまいに襲われて気が付いたらさっきまでいた場所が変わっており、メール受信日も過去になっていた。

殺されたはずの少女も生きており、過去へメールを送ることで現在の世界が変わることが判明。岡部倫太郎だけは過去が変わっても元の過去の記憶が残っている為、過去を変えることが出来るメール、通称『Dメール』で過去を色々と変えてしまう。

ある日、幼馴染のまゆしぃが死んでしまうが、その運命だけは変えられない・・・。

今まで変えてしまった過去のせいで起こったかもしれないまゆしぃが死ぬという事実を変える為、何度も過去に遡って運命を変えるべく奮闘する・・・。

元々がゲームということもあってストーリーが骨太で完成度の高い作品です。
ゲームの中ではDメールと呼ばれる過去へ送るメールを送るか送らないかの選択肢等があり、無数の分岐点がある為、ゲームのENDも複数存在します。
まゆしぃの死を回避するのがトゥルーエンドなんですが何も攻略サイトとか見ずにクリアするのがホントに難しいです。主人公の岡部倫太郎はまゆしぃの死を回避できずに何度も同じ時間を繰り返して精神的に疲弊し、病んでくるんですがその気持ちを少し味わえます(笑)攻略サイトがなければ心が折れます(確信)
ちなみにアニメ版ではトゥルーエンドを元に作られています。
作中ではネットスラングとか小ネタも楽しめますし、タイムリープ理論について深く議論するところもなかなか奥深くて面白いなと思います。
主人公の岡部倫太郎のキャラというかだいたいのキャラが濃いですが何でこのキャラになったかもちゃんと理由があるので温かい目で見てください(笑)とにかく伏線も多く良く作りこまれた名作SFだと思います。

【3位】時をかける少女

「時をかける少女」は筒井康隆原作の小説。

映画版はあまりにも有名なのではないで説明はいらないかもしれないです(笑)

あらすじ

主人公の真琴が、功介、千昭の三人でキャッチボールをする所から物語は始まる。

真琴は日直の仕事で理科準備室へ行った際に、赤く光ったクルミを発見し拾おうとするが、足を滑って転びを肘で割ってしまう。

すると、不思議な空間に入るという経験をする。その後、下校中に自転車のブレーキが壊れて線路の踏切に突っ込みそうになり死を覚悟するが坂道の途中、少し前の時間へと遡っていた。叔母へそのことを話すとタイムリープと言われ年頃の女の子にはよくあることと言われ、不審ながらも自身でタイムリープを試みると成功する。

タイムリープに味を占めた真琴は何かあるとすぐに時間を戻そうと考えるようになる。

その結果、取り返しのつかないタイムリープをしてしまうがその時にはもうタイムリープが出来なくなっていて・・・。

SF御三家とも言われた筒井康隆氏の書いたこの小説は1967年に出版されたもので正直、驚きました。現代でも通用するような正統派なライトノベルって感じです。

映画では主題歌の「ガーネット」、挿入歌の「変わらないもの」も割と有名だと思います。映画を知らなくても曲だけ知ってる人もいるかもしれません。あの曲を聞くと映画のシーンを思い出して思わず涙腺が緩みそうです。

爽やかなだけど甘酸っぱいひと夏の恋・・って感じです!(笑)

【4位】サマータイムレンダ

ジャンプ+で連載中の田中靖規による漫画。

あらすじ

主人公の網代慎平は幼馴染の潮の訃報を聞き、葬儀に参列するために2年ぶりに日都ヶ島(ひとがしま)に帰る。

潮は海でしおりちゃんという女の子を助ける際に亡くなったと聞いていたが、首に吉川線のようなものがあり他殺の可能性があった。しかし何故か詳しく調べられないことに不審を抱く。潮は死ぬ前に自分とそっくりな人間を目撃しており、また、しおりちゃんも目撃していた・・・。その島では自分とそっくな人間、通称「」と呼ばれるものを見たら死ぬという言い伝えがあった。ある日、影である潮の妹にばったりとあって殺されるが、その瞬間にタイムリープをする。潮は死ぬことでタイムリープを発現することがわかり「影」の正体を突き止めるべくタイムリープを繰り返す・・・。

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僕は絵が下手でもストーリーが良ければいいと思っているが、漫画として絵の上手さというのは割と重要なポイントなのではないでしょうか。絵が上手いかどうかは正直、ド素人の自分には分かりませんが、個人的にはこの作品の絵はとても好きです。線のタッチも柔らかく全体的な雰囲気が良い。あと潮と澪が可愛い。内容はホラーです。

まだ、連載中なので結末は分かりませんが、期待を含めて4位としました!

【5位】テセウスの船

「テセウスの船」は古代ギリシアのパラドックスのひとつ。

アテネで造られた船が、修理の為、木材を取り換え続け、最終的にすべての木材を交換したらそれは本物のテセウスの船と言えるかというパラドックスです。

この作品はそんな「テセウスの船」をテーマにしたと思う東元俊哉の「モーニング」で連載した漫画。

あらすじ

主人公の田村心の父親は、28年前、小学校で無差別の毒殺事件が起きた犯人として刑務所に入っていた。殺人犯の家族として日陰者として過ごしてきた心にとっては見て見ぬふりをしてきた忘れたい過去であった。心には妻がいて妻はその事件には冤罪の可能性があるとして独自に調べていた。しかし、真相が明らかになる前に無念にも出産した際に亡くなってしまう。

生前、言っていた冤罪の可能性について心は事件と向き合う決心を決め、事件が起きた地元に帰る。地元に近づくと奇妙な霧に包まれて気づいたら28年前の事件が起きる前にタイムリープしていた・・・。

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冤罪の可能性がある父親との思い出はほとんどなく父親がどんな人物であったかもわからずにいた心だったが徐々に父親のことを理解し始める中で成長していくシーンをみて、やっぱり自分のルーツである親の存在って大事だよなぁと思いました。自分の親が人殺しだったらアイデンティティ疑いたくなりますよね・・・。舞台は北海道ということで元北海道出身の僕は方言が懐かしいな~と北海道弁にちょっと浸ってました(笑)

タイトルの「テセウスの船」とタイムリープを題材にしているということで結末が少し想像つく人もいるかもしれませんが、最後はちょっと切ないなと感じました。

人間の生きてく強さを感じれるそんな作品でもあるかなと思います。

【6位】Re:ゼロから始める異世界生活

小説家になろうから連載が始まった長月達平による小説。

アニメ化や漫画化もされている。

あらすじ

主人公のナツキ・スバルはコンビニ帰りに異世界に召喚される。

異世界で窮地を救ってくれたハーフエルフの少女に恩返しをする為、彼女のもの探しに協力することになった。その探し物はじつは貴重なもので様々な陰謀が絡み合っており手がかりが掴めそうになるが殺されてしまう。しかし、スバルは気が付くと召喚された時点へとタイムリープしており、自身が記憶だけ引き継いで死に戻りができるタイムリーパーであることを自覚する。死のループを抜け出すために彼は何度も同じ時を繰り返す・・・・。

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リゼロという名前でなろう系ジャンルとしては割と認知度は高いかなと思う作品。僕も名前だけ知っておりよくある異世界もののファンタジー物語だろうなぁくらいに思っていたが、なかなかバイオレンスでグロテスクなシーンが多くシリアスな展開も多い。

僕はアニメしか見ていない為、小説ではどこまで進んでいるか分からないがアニメだけだと物語の最終的な終着点が正直よく分からず、広げた風呂敷をどんな風に畳むのか期待。アニメでは死に戻りが発生したタイミングで一つの区切りとして展開されているのでストーリーの大筋は気にならないかもしれないです。小説では22巻も出ているので超大作ですね。

個人的に好きなシーンはスバルが死に戻りを繰り返して疲弊しきっている時に、レムという女の子がそんなスバルを受け入れて、励ましてくれるんですがすごく優しくて泣けます。レムはいい母親になるなぁと感慨深く思いますが当のスバルは最初に出会ったハーフエルフの子一筋という超一途っぷりを発揮しているのでレムが少し報われないなと思いました。

【7位】All You Need Is Kill

桜坂洋による日本のライトノベル小説。

その後、小畑健による作画で漫画され、アメリカでは実写映画化されている。

あらすじ

舞台は、異星人が地球に「ギタイ」と呼ばれる人類を異物と認識している無人のナノマシンみたいな敵を送り襲撃を受けている地球

主人公のキリヤケイジは初出撃で無念にもギタイと相打ちして死亡する。気付いたら出撃前日の朝に戻っていることが分かり、同じ時を繰り返す。自身が何度も死ぬことで記憶だけが蓄積してタイムリープしている状況の中で徐々にギタイに対抗しうる経験値を積んでいく。時間のループを抜け出すためにギタイを倒し続けるが・・・。

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漫画は2巻完結と短いながらもなかなか面白いのであっという間に読めます。映画化もなかなかクオリティーが高くておすすめです。タイムリープものが大好物な自分的にはありがちな設定ではあるなぁと感じたので7位とさせていただきました。

⑥最後に

タイムリープものにはつきものであるパラドックスとして、親殺しのパラドックスとか過去は変えられない、平行宇宙が存在するなど、中には宇宙が消滅してしまうなんて理論もあり、現在でも様々な議論が繰り広げられています。

その為、タイムリープものにはディティールにこだわった作品が多いのではないでしょうか、少なくともその作品においてはタイムリープが成立する理論があってSFならではの面白さがあると思います。中には細かいことは気にすんな的ファンタジーSFもあるかもしれませんが・・・。

タイムリープという能力を手に入れたら僕だったらいざという時はタイムリープすればいいかって逃げ癖がつきそうな気がします・・・。でもタイムリープできるのは自分だけで誰かを救うことができるとしたら頑張れる気もします。

そんな悲劇がなければ、とりあえず株で儲けて、ウハウハな生活を送り、仕事もせずに好きなことだけやり続ける・・・。想像したら何か人間ダメになりそうですね・・・(-_-;)

やはり、タイムリープは人間にとっては禁忌の領域なんでしょうか。


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