『ダーウィンズゲーム』は別冊少年チャンピオン連載のサスペンス漫画です。
よくあるスプラッター漫画と思いながら何気なく読んでみると意外と面白く続きがとても気になって一気に20巻まで読んでしまいました。
特殊能力を使った心理戦が面白いです。
読み始めると止まらない徹夜本に認定します!
ダーウィンズゲームとは
突然、招待されたダーウィンズゲームというスマホのアプリを起動するとスマホの画面から急に蛇がにょろにょろしてきて首筋をがぶりとやってきます。
すると何故か特殊能力(シギル)を獲得してシギルを持つもの同士で殺し合いをするというゲームです。このシギルというものが色々あって面白いです。
シギルには以下のように分類されています。
超能力(シギル)の 等級
神話級~超激レア
王級~激レア
超人級~レア
獣級~普通
超能力(シギル)の分類
①感覚拡張系~例.5感を鋭くする
②念動力系~例.物を動かしたり、テレポート
③精神操作系~例.相手の精神を操る
④身体変化系~例.体を堅くしたり、獣人化
⑤化学錬成系~例.毒物等を錬成する
ちなみに主人公のカナメは念動系っぽいですが最初に解析エラーが出たので新種かもしれないです。
等級に関してはガチャのレアキャラみたいな感じで神話級が出たら超当たりでめちゃくちゃ強いです。逆に獣級ははずれも多く、これでどうやって戦うんだろうみたいな能力もあるという感じです。
シギルを獲得したらシギルを持つもの同士でバトルするのですがその前にDポイントと呼ばれる1ポイント10万で換金できて最初に30ポイント配られます。
それを奪い合って0になるか殺されたらゲームオーバーでなんかロックマンみたいなデジタルな死に方します(笑)
生死を賭けた戦いにシギルの能力はとても重要となっていてシギルを活用した頭脳戦を繰り広げるので個人的にはそこが見どころかなと思います。
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シギルは選べるのか?
結論から言うと選べません。(残念)
なので、生きるか死ぬかを決めるシギルはなんと運で決まります。(驚愕)
まさに鬼畜の極み、修羅のアプリです。(無慈悲)
しかし、完全にランダムで決まるわけではないようです。
カナメを例としてみてみると…。
カナメの家系では鍛冶屋を営んでおり刀を打ち込んでいたという歴史があった。
そこから火神槌(ヒノガグツチ)という銃や刃物といったものを創り出せる能力を獲得。
シュカの場合は…。
過去に両親を殺されたという凄惨な過去を持っているシュカ。
そんな両親からの数少ない思い出として幼少期の頃に編み物を貰ったという経験からひも状のものを操れるシギルを獲得したのではないかと推測できます。
なので獲得するシギルは使った本人の家系や過去などが関係しているようです。
カナメは普通の高校生ではなかったのか?
主人公のカナメは『ダーウィンズゲーム』に積極的に参加した訳ではなく友達からの招待で『ダーウィンズゲーム』に巻き込まれた形で入っていきます。
なので最初は、どこにでもいるような高校生という感じで始まり、諦めが悪く、いざという時に機転が利くが運良く生き残れた普通の人のように見えました。
ですがストーリーが進むにつれてカナメの強さがだんだんとチート級になってきており個人的はカナメの強さの理由が謎に感じます。
命がけの非日常を繰り返すことで強くなったのでしょうか?みなさんはどう思いますか?
最後に
様々なシギルがある中でバトルが繰り広げられるのですが、いかにシギルを使いこなすか、シギルを見破られないようにするか、相手のシギルをどう見破るかという頭脳戦がとても面白いです。
基本的に、『ダーウィンズゲーム』のプレイヤーは戦いに勝つことを優先しますが主人公のカナメは生き残ることを優先としています。
もしかしたら、それが逆に強さになっているのでしょうか。
いつの間にかカナメはダーウィンズゲームのトップランカーとギルドを結成して恐ろしく強くなっていくので高校生の頃の素朴なカナメきゅんの姿は微塵も残りません…。
ダーウィンズゲーム自体の目的がいずれ来る災厄に備えて力を育てるみたいな感じを匂わせているので今後の展開が気になりますね~。